不確定世界の探偵物語 (創元SF文庫 か 2-1)
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不確定世界の探偵物語 (創元SF文庫 か 2-1)
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| ジャンル: | 本
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| セールスランク: | 66355 位
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| 発送可能時期: | 通常24時間以内に発送
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| 参考価格: | ¥ 924 (税込)
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オチがない、面白くない、わけがわからない
タイムマシンによって現実が確定しない世界で探偵稼業が成立するのだろうか、読む前から
不安だった。だが、実際に読んでみるとそんなことより、まず小説としてなっていないこと
に失望した。ハードボイルド調の文体はまあいいとしても、空文(一行空け)がいっさい無い
読みにくい文章についていくだけでも苦労する。ストーリーも納得がいかない。すでに
いなくなった人物の仕事依頼をバカ正直にやったり、ストーリーに関係ない会話を平気で
入れたり、登場人物がなんでそういう行動をするのかわけがわからない。謎は解決されず
投げっぱなし。何もいいところが無い駄作。
タイムパラドックスな探偵物語
著者は鏡明さん、創元SF文庫から出ています。鏡明さんという日本SF界においては圧倒的なビッグネームで知る人ぞ知るという存在ですが、そういう予備知識は抜きにしてこの不思議な世界を楽しんでもらえたらと思います。
設定は遠い未来のアメリカらしき世界。主人公のノーマン・T・ギブソンは、その世界で私立探偵を営んでいます。ただ、この世界では探偵という仕事を始め、多くの仕事にこの世界とはかなり違う制約や障害がつきまといます。というのも、この世界にはたった一台ながらタイムマシンがあり、世界は常にその姿を変えてしまうからです。
通常のSF作品では、タイムマシンやタイムトラベラーが登場すると、必ずやそれらは時間の正しい流れを守るためにということで歴史を変えない方向に物語のベクトルは向きます。しかし、この作品では、世の中の物事はタイムマシンによって常に変化するものだという事が受け入れられています。極端にいえば、それによって国が一つ消滅したり、街が一つまるまるなくなったり、昨日までの自分と今の自分は違う仕事をしていたり、犯罪者が犯罪を犯した歴史そのものがなくなってしまい、無罪になったりという現象が頻繁に起こります。唯一の制限は、過去の70年以内の出来事には直接介入できないというものだけで、当然それ以前にある人物の先祖を殺せば、その人物はいなくなってしまいます。
そういうことを、そういう問題はあるもののタイムマシンによって人類はよい方向に進んでいっているという認識のもとに許容しているのがこの作品の世界です(もっとも、そのタイムマシンをエドワード・ブライスという大富豪の一個人が所持所有しているというのも支配に影響していますが)。そして、そういう世界で、ノーマンは探偵として働いています。正直、厳しい仕事です。過去が確定し続ける世界ではないので、証拠がなくなったり、犯罪の事実そのものがなくなったり、人の記憶も変化し続けるのですから。しかし、彼はそういう世界において探偵をしています。
そして、どういうわけだか、彼に、世界そのものを実質的に支配しているエドワードが陰に陽に接触してきます。ノーマンのよきパートナーになるジェニファーも最初はエドワードの秘書の一人でした。果たして、ノーマンにどうしてエドワードがこだわるのか。普通の探偵連続小説として存在するノーマンの短編ものの裏に一貫して流れるエドワードの意図は、、、。
かなり楽しめる連続短編小説でした。
探偵物語というタイトルからは松田優作を連想したりしますが、それもありの方向で楽しめます。
東京創元社
幻詩狩り (創元SF文庫 か 1-1) 遺跡の声 (創元SF文庫 ほ 1-2) 輝くもの天より墜ち (ハヤカワ文庫 SF テ 3-6) 天使の歌声 (創元推理文庫 M き 4-2) 時砂の王 (ハヤカワ文庫 JA オ 6-7)
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