これは名著。
ジャズ初心者に対しては、講読を勧めるに最も適切な一冊と思う(偉そうな物言いで申し訳ないです)。 私もジャズに興味を持ち始めた頃、「ジャズ・オブ・パラダイズ」やこの本の旧版がとても役に立った。後藤氏は、いってみれば「ジャズ評論の正統派」で、ジャズの王道というべき名盤を推薦しており、奇をてらったところがない。かといって古い名盤だけを勧めるのではなく、常に自分の店にでて、最新盤もきちんと聴いているため、新旧問わずに取捨選択が適切なのである。 ハンクモブレーの項が削除されてしまった、など残念な点はあるが、ジャズの活字に興味のある方は、寺島靖国の(最近の)本を買うくらいなら、この人のものを読むことをお勧めします。
ジャズの入門書として最適
旧版はしらないので、本書だけを読んだ率直な感想です。 JAZZはほとんど聴いたことがなく、「ちょっと聴いてみたいな」と考えていたときに手に取ったのが本書でした。 楽器別にモダンJAZZの巨匠たちとおすすめ盤が掲載されており、非常に読みやすく、後で検索することも容易です。また、文章も教科書的な事実の羅列ではなく、後藤氏の長年のJAZZ喫茶経営の中で培ってきた独自のJAZZ感が熱い想いとして伝わってきます。JAZZへの情熱が僕にも乗り移ってくるようです。かといって押しつけがましいところがないので、初心者でも自然にJAZZに対する興味が高まるように工夫されています。 JAZZライフを始める方には最良のガイドとなることは間違いないでしょう。僕は本書のおかげでまた一つ世界が拡がりました。
ryoutaさんの意見に賛成です。
確かにryoutaさんの意見に賛成ではありますが、わたしはジャズ初心者のせいか、現在活躍しているジャズメンに対する後藤氏の意見が読めて、旧盤と合わせて持っていると、いいと思います。旧盤のインパクトがかなり強かったので、随分柔らかい語り口になってしまったようには感じます。
愛した本のリニューアル版
う〜ん。私がこの旧著を読んだのは中学生の時だ。もうズタボロになるまで読んだ。罫線何かも引いちゃって覚えた。凄く凄く面白かった。今でも私のジャズガイドとして手放せない。それで、今回の新著。はっきり言って、すかすか、と言う印象を受けた。私の心を捉えたちょっとした文章、言葉遣いもカット、編集されているからだ。あと、ハンク・モブレーや、デクスター・ゴードン、他大勢が削除されていてかなり物足りない。ジャズ・ジャイアンツの項は絶対旧著をお薦めしたい。本としてもかなりまとまっている。なぜなら、旧著は過去のジャズの総まとめの感が強いからだ(それでいいではないか)。新著は、まだビッグでない新人をも扱っていることによって、まだ本としてまとめるは無理があるだろう。しかし!それは後藤氏は百も承知の上であり、それは氏のジャズ観の進歩の賜だろうが、我々からしてみると、ほんの少しずつでいいから評価の固まったジャズメン積み上げていって欲しかったなと言う気がする。旧著を廃刊にしないで欲しい。
講談社
ジャズCDの名盤 (文春新書) ジャズの名盤入門 (講談社現代新書) JAZZ“名盤”入門! (宝島社新書) ジャズ完全入門! (宝島社新書) ブルーノート・ジャズ―アルフレッド・ライオンと50人のジャズメン (平凡社新書)
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