私の知らなかった台湾
台湾旅行の事前学習のためにこの本を選んだ。読んで本当に台湾の事をほとんど知らなかったのだと実感した。その歴史、現代世界での立場、台湾政治の状況、経済立国としての実力、文化点描、過不足なく最新情報をつめこんで著者の目配りの広さには感心してしまった。その上で実際に行ってみると、リトル東京を思わせる台北のたた住まいと、田舎のおばあちゃんほど日本語が話せる実態と、その言葉のはしばしに中国とは違い全然日本に対する悪意がないこと、若者の屈託のなさ、日本の約8掛けといって良い物価の高さ、あまり外国に行っているという感覚がなかった。もちろん細かいところは違う。アパートの全ての窓に鉄格子がはめられている事、迷彩服が街中を歩いている事、女性の化粧気がほとんどないこと、もっともそれらの全ての背景はだいたいこの本にかいてある。事前学習としては良い本だった。
明石書店
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